美容の効果で他者との繋がりも広がります.

 高齢者が美容を楽しむことは、「他者との関わりや繋がり」や「社会参加」を促進させ、結果としてQOL(クオリティ・オブ・ライフ:「生活の質」「生命の質」)の向上に繋がることが過去の研究結果からも明らかになっています。(健康長寿ネットより)

 実際に定期訪問させて頂いている施設でこの効果を実感しています。普段から内気で中々施設の他利用者様と馴染めず部屋に閉じこもりがちな方、認知症の為情緒を上手くコントロール出来ず他利用者様から少し敬遠されている方など色々な背景があります。しかし、フェイシャルセラピーや化粧をした後は、積極的に他者を褒めたり褒められたり、時には綺麗になった同士で手を繋いだり。普段中々見られない様な利用者同士の交流場面が多く見受けられます。

 この他者交流の場面を少しでも広げる為に、施設でサービスを行う際は自然と他者の目に入る環境や集まれるような環境である「ホール」で行います。特に施設スタッフ様が積極的に声をかけて下さることも多い為自然と利用者様の笑顔も増えます。しかし、人に見られることが苦手な方や施設によっては場所の決まりがある為、個室で行ったり定められた場所で行ったりすることもあります。

 また、ホールで美容サービスを行うにあたり感染対策の徹底は必要不可欠です。入れ替え毎の消毒や使い捨てコットンの使用など施設の基準にも合わせて行っています。訪問美容サービスは、外出や面会が出来ず落ち込みがちな利用者様や施設を明るく出来るサービスの一つであると思いますので、是非参考にしてみて下さい。

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